sukigatakusanの日記

ご訪問ありがとうございます。

フジロック SIA

SIAがダンサー達に命を吹き込み、命を吹き込まれたダンサーがSIAの世界に花を添える。

 

ステージの3分の1くらいの幅の舞台に、ステージの半分くらいの高さの白いスクリーンが添えられ、SIAは1人分の幅の白のお立ち台にマイクスタンドを立てたとてもシンプルな作りだけど、歌声と踊りで創り出される世界観は、色んな想像を掻き立ててくれて、どんな豪華なセットや照明にも勝る演出になっていて、何度も涙が溢れた。

 

SIAの立ち位置も興味深くて、1曲目はステージ中央だったけど、2曲目から中盤まではセットの下手側、終盤はセットから下りた下手側に移動した。

そこからは、主役は自分ではなく、舞台上のダンサー達とでも言わんばかりの謙虚さや愛情みたいなものが伝わってきて、SIAの人柄を知れる良い機会になった。

 

マディーちゃんはSIAの分身をもう5年も担ってるだけあって、彼女の解釈は観る度に豊かになってると感じるし、そんなマディーちゃんというフィルターを通して伝わるSIAの世界観もいつも興味深いものがある。

 

今後のSIAとマディーちゃんがどんな関係性を築いていくのか楽しみだし、彼女にはずっとSIAの分身であって欲しいと強く思う。

 

SIAは曲終わりに言葉を少し発するだけだったから、最後のI love youが心に沁みた。